WASAの歴史

活動が半世紀を超え、その間に何度も氷河期が訪れ数々の書類が忘却の彼方へと消えているので、2013年より前は発掘した記録です。不正確かもしれません。

また、発掘した記録には人名がたくさん登場しますが、かつて対外的に公開されていた資料の内容は掲載することにしました。問題があればご一報ください。

WASAの歴史
  • 1965年
    WASA結成
    早稲田大学でWASA結成。当時は宇宙関係の学科がなく、宇宙工学を独学で勉強するために設立された。
    1967年説もあるが、2015年に50周年記念パーティーをやっているし、キリが良いから1965年にしておこうではないか。
  • 1968年5月31日
    固体ロケットWS-IIの地上燃焼試験に成功
    東京三鷹の科学技術庁航空宇宙技術研究所で行われた。この実験は今でもロケット関連の書籍に掲載されているほどの快挙で、新聞に報道されてWASAは一躍有名になる。
    しかしこの快挙が大学当局の不興を買い、当時の幹事長たち(世古氏、長友氏)は連日、学長・学部長まわりをすることになった。なんで?
    その後、両氏の卒業とともにWASAは衰退する。この時期は、のちに「WASA第一黄金期」と呼ばれた。なお、当時の顧問は日本のロケット開発のパイオニア岡本哲史氏だったらしい。
  • 1976年春
    再興
    山口氏、塚本氏がWASAを再興。
    固体ロケットWS-3の開発を目指していたらしいが、火薬取締法などが厳しく飛行を断念。
    この頃、日本女子大学の会員が現れインカレサークルになる。
  • 1979年
    天文、E.I.プロジェクト発足
    ロケットに加えて、天文、E.I.(のちのメカトロ?)プロジェクトが新設される。いつの時代か定かではないのだが、メカトロプロジェクトのメインの活動は山口君劇場だったというが、 山口君が何であるのかについては関係者の口は一様に堅く未だに判然としない。 今は存在しないが、ロボコンにも出場した凄いプロジェクトだったことは確かだ。
    そのほか、部室が60号館裏から65号館地下に移動、会員急増など、激動の年だったらしい。飛行制御用のジャイロの研究や、様々な企業の工場見学も行われるようになった。
    のちに「WASA第二黄金期」と呼ばれる。
  • 1980年
    ロボット、UR、SFプロジェクト発足
    URって何?
    その後、宇宙物理、ひまわりプロジェクトも発足。ひまわりプロジェクトは、気象衛星ひまわりから画像を受信していたらしいが、1994年あたりでメカトロプロジェクトに吸収合併、自然消滅した。ただし1999年の記述に、校舎の屋上でひまわりを栽培している活動記録が残っている。
  • 1981年
    固体ロケットWS-III、WS-IVの燃焼試験
    防衛大学校航空工学科の教授との共同研究。数年にわたって続き、少し前の1980年には液体酸素を用いたロケットの地上試験にも立ち会ったらしい。
    出どころ不明だが、こっそり液体窒素を使っていた?
  • 1981年
    プラネタリウムが作られる
    その後改修を繰り返しながら使われ、1999年にも存在した記録がある。
  • 1980年代初頭
    ロケットをレーダーで捕捉され警告される
    北海道にて、学生のみで自作したエンジンを使ってロケットを打ち上げた。しかし、某機関のレーダーに捕捉され警告を受ける。某機関って?
    ところで、この頃のWASA会誌名は『俺達は宇宙時代に生きている』。
  • 1985年4月
    鳥人間プロジェクト発足
    最初は強硬な反対意見もあったらしく揉めたようだが、今ではWASAの看板プロジェクト。
    安全率10の頑丈な機体を作りあげ、同年の鳥人間コンテスト滑空部門に出場。以後、ほぼ毎年琵琶湖の空を飛ぶようになる。
  • 1985年~
    液体燃料ロケットエンジン開発
    固体から液体燃料ロケットの開発にシフトしていたロケットプロジェクトは、過酸化水素を使用した一液式エンジンWL-Iの燃焼試験に成功。その後、液体酸素を使用した二液式エンジンWL-IIも完成させ、1990年代には毎年燃焼試験を行うようになる。1993年にはメチルアルコールと酸素ガスを使用したエンジンの燃焼試験も行った。
  • 1987年
    鳥人間コンテスト第11回大会 滑空機部門3位入賞
    鳥人間プロジェクト設立3年目にして快挙!
    20万円かけて製作した機体で、144m飛んだ。
    ところで、1988年頃のWASA会誌名は『STARGAZER』。
  • 1992年
    鳥人間コンテスト 奨励賞受賞
  • 1995年
    鳥人間コンテスト 人力プロペラ機で910m飛ぶ
    WASA鳥人間プロジェクトの公式最長距離を記録。910.92m。順位は4位だった。
  • 1999年
    鳥人間コンテスト 女性パイロット記録樹立
    日本女子大学の学生が、初めて女性パイロットとして挑戦し、557.27mを飛んだ。順位は4位。
  • 2000年2月28日午前3時
    ロケットプロジェクトの燃焼室の小屋が全焼する
    早大大久保キャンパス(現西早稲田キャンパス)52号館西側ドライエリア(地下)で火災が発生。出火原因は老朽化とホコリが溜まったことによる電源ショート。薬品箱に引火し炎が散らばったことで、ロケットプロジェクトの燃焼室の小屋が全焼。活動場所を失い、飲みサーと化す。
  • 2001年秋
    現学生会館に部室が移動
  • 2002年9月
    全国モデルロケット大会 滞空部門3位入賞
  • 2003年9月
    全国モデルロケット大会 高度部門3位入賞
  • 2004年3月
    大学別モデルロケット大会 定点部門優勝
  • 2004年7月
    鳥人間コンテスト 944m飛ぶ
    台風による悪天候で、人力プロペラ機部門出場チームの半数以上が飛べず、競技不成立となってしまった大会。
    そんな状況下で、鳥人間プロジェクト非公式の最長距離となる944.11mを飛び、暫定1位になった。
  • 2005年9月
    ARLISSでK型モデルロケット打上げ成功
    アメリカ・ネバダ州ブラックロック砂漠で開かれるCansatの国際大会「ARLISS(A Rocket Launch for International Student Satellites)」にて、日本大学、東海大学と共同製作したK型モデルロケットを打ち上げ、成功する。
  • 2006年~
    なつのロケット団に協力?
    これは協力と言って良いのだろうか?
    なつのロケット団(のちのインターステラテクノロジズ社)メンバーの一人だったOBの野田氏が、ロケット団黎明期であった当初、ロケット工学の知識が豊富で時間的余裕もある人材を探しており、ロケットプロジェクトのK氏を団のメンバーに引きずりこみ、K氏がエンジン製作で活躍していたと書籍『宇宙へ行きたくて液体燃料ロケットをDIYしてみた: 実録なつのロケット団』に記述がある。
  • 2007年
    鳥人間コンテスト サポーター賞受賞
  • 2008年
    鳥人間コンテスト サポーター賞受賞
  • 2008年
    NHK大学ロボコン 準優勝
  • 2013年8月
    立て続けにボール盤事故が起き、活動停止
    2週間差で立て続けにボール盤事故が発生し、安全管理に問題があるとしてWASA全体が活動停止になる。
    なお、これが原因かどうか不明だが、2013年以前の記録がほとんど残っていない?
  • 2014年2月
    活動再開、メカトロプロジェクト解散・電装プロジェクト発足
    当時の幹事長の尽力により組織が再編される。メカトロプロジェクト解散や電装プロジェクト発足、厳密な会則規定を設けるなど。
    信頼回復に努めた結果、2014年2月10日に活動を再開する。
  • 2014年6月
    液体ロケットエンジンWL-XII燃焼試験
    記録に残るロケットプロジェクト最後の液体ロケット燃焼試験。以後、ロストテクノロジーになった。
  • 2014年9月
    電装プロジェクトが、飛行ロボットコンテストMATLAB賞受賞
  • 2015年3月
    種子島ロケットコンテスト 定点・滞空部門優勝
  • 2015年10月10日
    WASA50周年記念全体報告会開催
    何度も廃部の危機を潜り抜けながら、とうとう半世紀を超えた!
    ▼当時のブログ記事
    『50周年記念報告会の報告&目白祭の宣伝!』
    『報告会のスライドUPしました!』
  • 2015年11月
    理工展にてロケットと観客が接触する事故が発生
    ロケットプロジェクトが毎年行っていた、西早稲田キャンパス中庭でのロケット打上げ体験会で、ロケットと観客が接触する事故が発生。
    これによりロケットプロジェクトは活動停止になるが、2016年1月に再開する。
    なお、現在はロケット打上げ体験会は行われていない。
  • 2016年3月
    種子島ロケットコンテスト フライバック・タイムアタック部門準優勝
  • 2017年2月
    ハイブリッドロケットエンジンmini-CAMUI 燃焼試験
  • 2019年3月
    種子島ロケットコンテストで複数の賞を受賞
    【現役:illuminate】滞空・定点回収部門優勝
    【OB:夢の国重工】ロケットコンテスト大賞受賞・高度部門優勝
  • 2019年5月
    高高度気球「LAPLACE」 成層圏到達
    ロケットプロジェクト ロックーン班の高高度気球「LAPLACE」が、高度23kmの成層圏に到達。実験・観測データを回収。
    「宮古スペースバルーンコンテスト」で、トレンドマイクロ賞を受賞。
  • 2019年8月
    天文プロジェクト コミックマーケット初参戦
    会報を販売。4時間ほどで完売した。